われらの文学 レオンラジオ 楠元純一郎

229 中勘助 銀の匙 157(後編13⑥)

28 min · 19 apr 202628 min
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<日の出ラジオ 我らの文学229 中勘助『銀の匙』157(後編13⑥)> ラジオ収録20260414 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 楠元純一郎(法学者) 中国語翻訳・朗読 レオー(録音師・中国大慶美術教師) 中国語監修 冯宪中(国際経済学者) 朗読・読解者 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)読解者 福留邦浩(国際関係学博士) <<34.5万回突破記念!>> 蟻はあちこちに塔をきづき、羽虫は穴をでてわがものがほに飛びまはり、可愛い蜘蛛の子は木枝や軒のかげに夕暮の踊りをはじめる。私たちは燈心で地虫をつり、地蜂の穴を埋めてきんきんいふ声に耳をすまし、蝉のぬけがらをさがし、毛虫をつつついてあるく。 蚂蚁到处造塔,带翅膀的小虫子从洞里钻出来,恣意飞舞。黄昏里,可爱的蜘蛛宝宝开始在树枝上、屋檐下跳舞。我们用灯芯钓地上的虫子,将黄蜂的洞埋起来,侧着耳朵听它们嗡嗡叫。寻找蝉蜕,捅着毛毛虫往前走。

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aflevering 230 中勘助 銀の匙 158(後編13⑦) artwork

230 中勘助 銀の匙 158(後編13⑦)

<日の出ラジオ 我らの文学230 中勘助『銀の匙』158(後編13⑦)> ラジオ収録20260429 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 なんだかんだぱんだ楠元純一郎(東洋大学教授・法学者) 中国語翻訳・朗読 レオー(録音師・中国大慶美術教師) 中国語監修 冯宪中(国際経済学博士) 朗読・読解者 松尾欣治(哲学者・神田外語学院社会学非常勤講師)読解者 福留邦浩(日本経済大学教授・国際関係学博士)、沛公(立命館大学生)、胡さん・郭さん(神田外語学院日本語教育学学生)畠山(CUC中国語専攻・Kakehashi Studio)、稲本廉(神田外語学院大学院進学科学科長)李美松(両国京桜学院・両国進学塾社長) <<35.8万回記念!>> すべてのものはみな若く楽しくいきいきとして、憎むべきものはひとつもない。そんなときに私は小暗い槙の木の蔭に立つて静に静にくれてゆく遠山の色に見とれるのが好きであつた。 <見とれる→見惚れる→美しい情景に心を奪われ、うっとりとしてしまう様子。遠山の色→青っぽく、かすんで見える様子> 一切都是年轻的、快乐的,生机勃勃,没有什么值得憎恨。这样的时候,我喜欢站在罗汉松微暗的树荫下,沉醉地眺望远山静谧地沉入暮色。 青田がみえ、森がみえ、風のはこんでくる水車の音と蛙の声がきこえ、むかふの高台の木立のなかからは鐘の音がこうこうと響いてくる。二人は空にのこる夕日の光をあびてたをたをと羽ばたいてゆく五位のむれを見おくりながら夕やけこやけをうたふ。たまには白鷺も長い脚をのばしてゆく。 <蛙→かえる。こうこうと→鐘の音(ね)が鋭く、響き渡る様子の擬音語。たをたをと→もの柔らかに。たおやかな。五位→五位鷺(さぎ)> 我看见青绿的田地,看见森林,风儿带来水车转动的声响和蛙鸣,对面高岗的树林里传来空灵的钟声。我们目送夜鹭群沐浴着残阳,翩然扇动翅膀飞过,唱起夕阳西下的儿歌。偶尔还会看到长脚的白鹭飞过。

5 mei 202623 min
aflevering 229 中勘助 銀の匙 157(後編13⑥) artwork

229 中勘助 銀の匙 157(後編13⑥)

<日の出ラジオ 我らの文学229 中勘助『銀の匙』157(後編13⑥)> ラジオ収録20260414 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 楠元純一郎(法学者) 中国語翻訳・朗読 レオー(録音師・中国大慶美術教師) 中国語監修 冯宪中(国際経済学者) 朗読・読解者 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)読解者 福留邦浩(国際関係学博士) <<34.5万回突破記念!>> 蟻はあちこちに塔をきづき、羽虫は穴をでてわがものがほに飛びまはり、可愛い蜘蛛の子は木枝や軒のかげに夕暮の踊りをはじめる。私たちは燈心で地虫をつり、地蜂の穴を埋めてきんきんいふ声に耳をすまし、蝉のぬけがらをさがし、毛虫をつつついてあるく。 蚂蚁到处造塔,带翅膀的小虫子从洞里钻出来,恣意飞舞。黄昏里,可爱的蜘蛛宝宝开始在树枝上、屋檐下跳舞。我们用灯芯钓地上的虫子,将黄蜂的洞埋起来,侧着耳朵听它们嗡嗡叫。寻找蝉蜕,捅着毛毛虫往前走。

19 apr 202628 min
aflevering 228 中勘助 銀の匙 156(後編13⑤) artwork

228 中勘助 銀の匙 156(後編13⑤)

<日の出ラジオ 我らの文学228中勘助『銀の匙』156(後編13⑤)> ラジオ収録20260407 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 楠元純一郎(法学者) 中国語翻訳・朗読 レオー(録音師・中国大慶美術教師) 中国語監修 冯宪中(国際経済学者) 朗読・読解者 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)読解者 福留邦浩(国際関係学博士) <<アクセス数33.8万回突破記念!>>  夏のはじめにはこの庭の自然は最も私の心を楽しませた。春の暮の霞にいきれるやうな、南風と北風が交互に吹いて寒暖晴雨の常なく落ちつきのない季節がすぎ、天地はまつたくわかわかしくさえざえしい初夏の領となる。 <暮→くれ。いきれる→熱気でムッとする、蒸し暑い。南風→はえ。北風→きたかぜ、ほくふう。寒暖晴雨→季節の変わり目における天候の移り変わり。さえざえしい→空気が冷たく澄み切っている様子。> 初夏时节,这座庭院里的大自然最让我心醉。暮春里云雾缭绕的闷热,和南北 风相交时,带来的没完没了的寒暖晴雨天,都已过去。初夏接管了这片天地,到处都朝气蓬勃,清澈明朗。 空は水のやうに澄み、日光はあふれ、すず風は吹きおち、紫の影はそよぎ、あの陰鬱な槙の木までが心からかいつになくはれやかにみえる。 <すず風→涼風→涼しい風。そよぐ→草木や木の葉が風に吹かれて静かに揺れ動く様子。陰鬱な→雰囲気が暗く、晴れ晴れしない様子。> 天空像水一样澄澈,日光倾泻,清风送爽,紫色的花影摇曳,就连那阴沉的罗汉松似乎也少见地从心底开朗起来。

12 apr 202622 min
aflevering 227 中勘助 銀の匙 155(後編13④) artwork

227 中勘助 銀の匙 155(後編13④)

<日の出ラジオ 我らの文学227中勘助『銀の匙』155(後編13④)> ラジオ収録20260324 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 楠元純一郎(法学者) 中国語翻訳・朗読 レオー(録音師・中国大慶美術教師) 中国語監修 冯宪中(国際経済学者) 朗読・読解者 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)読解者 福留邦浩(国際関係学博士) <<アクセス数32.6万回突破記念!>>  ゆすらや棗はさほどでもないのを意地きたなでひとつも枝には残さない。かりんは木ぶりに似あはぬやさしい花がさき、その花に似あはぬいかつい実がなる。どさりどさりと落ちるばかりで匂はよくても渋くはあるし、それに石みたいで歯もたたない。 <ゆすら→山桜桃→6月ごろにサクランボのような赤い身をつける庭木、夏の季語。棗→なつめ→鉄分、ミネラル、葉酸が豊富な貧血予防や滋養強壮の効果。意地きたなで→食欲など貪(どん)欲で。かりん→10月〜11月ごろに黄色く熟す甘く芳醇な果実、シロップ漬けや果実酒に加工。木ぶり→幹(みき)や枝(えだ)の様子、枝ぶり。いかつい→ゴツゴツして厳(いかめ)しく、強そうな。匂い(におい)。歯も立たない→硬過ぎて噛めない> 山樱桃和枣没有那么好吃,但我们这些坏孩子还是把它们摘得一个也不剩。木瓜海棠的花开得十分柔美,和树的样子不相称。结出的果实也和花朵不相称。沉甸甸地垂落下来,闻上去香甜,皮却有涩味儿,而且硬得像石头一样,用牙都啃不 动。  広い庭のあちこちにつくられた花壇や沢山ある立木にはそのをりをりに花の絶えることがなかつた。百合、ひまはり、金盞花、千日草、葉鶏頭、魚の卵に似た棕櫚の花など。 <立木(たちき)→土地に根を張って生育している樹木またはその集団。をりをり→おりおり→その時どき。絶える→尽きる、途切れる。百合(ゆり)、ひまわり(向日葵)、金盞花(キンセンカ)、千日草(せんにちそう)、葉鶏頭(はげいとう)、棕櫚(しゅろ)> 宽阔的庭院里,到处摆着做好的花坛,栽了很多树,一年四季总有花朵盛开。 百合、向日葵、金盏花、千日红、雁来红,还有像鱼卵似的棕榈花等。

6 apr 202625 min
aflevering 226 中勘助 銀の匙 154(後編13③) artwork

226 中勘助 銀の匙 154(後編13③)

<日の出ラジオ 我らの文学226中勘助『銀の匙』154(後編13③)> ラジオ収録20260310 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 楠元純一郎(法学者) 中国語翻訳・朗読 レオー(録音師・中国大慶美術教師) 中国語監修 冯宪中(国際経済学者) 朗読・読解者 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)読解者 福留邦浩(国際関係学博士) <<アクセス数32.2万回突破記念!>> 楽しみなのは栗のさかりであつた。ひとりは竹竿をもち、ひとりは笊をかかへて鵜の目鷹の目墓地をあるく。 <さかり→盛り→物事の、いちばん勢いのある時期。竹竿(たけざお)→竹の細長い棒。笊(ざる)→竹を細かく割いて編んだ道具、鵜(う)の目鷹(たか)の目→鵜や鷹が獲物を探すときの鋭い目つきのように、ちょっとしたことでも見落とさないように熱心に探す目つき。> 我很期待栗子的成熟。一个人拿着竹竿,一个人抱着竹筐,眼睛瞪得大大的, 在墓地里走来走去。 めつきりと露がたれさうにゑんだのをみつけたときの嬉しさといつたらない。 <めっきり→目立って変化する様。めっきり春めいてきました。めっきり若返りました。ゑんだ→えんだ→えむ→蕾(つぼみ)がほころびる、花が開く。といったらない→とても〜だ。> 发现马上就要裂开的栗子时,别提有多高兴了。 竿のさきでちよんちよんとたたいてみるといががぴよいぴよいと首をふつてさもうまさうな手ごたへがする。 <ちょんちょん→突っつく感じ。いが(毬)→棘のついた外皮。さも(然も)うまそうな→実に、本当に美味しそうな。手応(てごた)え→物事に働きかけた結果として感じる反応> 用竹竿一头轻轻拍打栗子的外壳,如果果壳轻快地摇头晃脑,就代表栗子一定很好吃。

10 mrt 202631 min