MELOSの筋トレハウツー
「なんだか肩が痛い」「肩の動きが悪い」という不調を感じている。それは、肩甲骨の動きが悪くなっていることが原因のひとつとして挙げられます。肩甲骨の動きをよくする(=可動域を広げる)ストレッチの効果とやり方を、トレーナー・和田拓巳さんが解説します。肩甲骨はどう動く?まずは、簡単に肩甲骨の動きについて確認してみましょう。動き説明挙上(きょじょう)肩甲骨を引き上げる動きで、肩をすくめたような姿勢になります。下制(かせい)挙上とは逆に、肩甲骨を引き下げる動きで、肩を落としたような姿勢になります。内転(ないてん)肩甲骨を内側に寄せる動きで、肩甲骨を中心に寄せ、胸を張るような姿勢になります。外転(がいてん)肩甲骨を外側に開く動きです。大きなボールを抱えるときのように、背中を丸めるような姿勢になります。上方回旋(じょうほうかいせん)肩甲骨を外側に開きながら上に傾けていく動きで、バンザイするような姿勢になります。下方回旋(かほうかいせん)肩甲骨を内側に閉じながら下に傾けていく動きで、脇を締めるような姿勢になります。肩甲骨にはこの6つの動きがあります。どの動きもスムーズにできることで、肩が大きく動くようになるのです。肩甲骨が硬いと手が上がらない皆さんは、真上まで腕を伸ばすことができるでしょうか。なかには「硬くてしっかり上がらない」という人がいるかもしれません。実のところ、これは肩の関節や筋肉だけが問題ではありません。肩甲骨は、腕を上げるのに重要な役割を持っているのです。腕を真上に伸ばすとき(正確には横から真上に上げるとき:肩の外転動作)は、腕の骨である上腕骨と肩甲骨が2:1の比率で動きます。これを「肩甲上腕リズム」といいます。たとえば腕を90度に真横に上げたときは「上腕骨60度・肩甲骨30度」の角度で動き、腕を垂直に(180度)上げたのであれば、「上腕骨120度・肩甲骨60度」です。腕が真上に伸びない場合、上腕骨は動いているが肩甲骨が硬くて動いていない、あるいは肩甲上腕リズムが崩れているパターンが考えられます。それを改善するためには、肩甲骨まわりのストレッチが効果的です。
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